新日本石油と新日鉄、ピッチ系炭素繊維の生産能力を増強

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新日本石油は、新日鉄マテリアルズとの合弁会社である日本グラファイトファイバー(NGF)のピッチ系炭素繊維製造設備の生産能力を増強すると発表した。

新日本石油は、1980年代からピッチ系炭素繊維の研究を続けており、同時期にピッチ系炭素繊維の研究開発を行っていた新日鉄と提携、1995年にNGFを設立した。新日本石油はNGFから購入したピッチ系炭素繊維を使用してロボットハンド、ロール、土木補修シートなどの製造販売を行っている。

ここ数年来世界的に炭素繊維全体の需要が急拡大している。今後も伸びることが予想され、ピッチ系炭素繊維の高剛性や高熱伝導性などを生かした産業分野の需要拡大が見込まれるため、新日本石油と新日鉄マテリアルズグループはNGFの生産能力を増強することにした。

約30億円を投じて製造設備を更新、年間180トンのピッチ系炭素繊維を生産する。新たな設備は2009年6月に完成する予定だ。

《レスポンス編集部》

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