出光興産、住友化学、三井化学が高効率プロピレン生産システムを着工

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出光興産、住友化学、三井化学の3社は、2006年4月から共同開発している「コンビナート副生分解C4留分の活用による高効率プロピレン生産システム」の主要研究設備の建設に、2月7日着工したと発表した。

国内の石油精製、石油化学事業は、原油価格高騰のもと、今後中東や中国の新鋭超大型石油・石油化学プラントとの激しい国際競争に対応していくため、企業間の連携強化、コンビナート内でのインテグレーションなどによる競争力強化が望まれている。

出光、住友、三井は、千葉地区で、それぞれの工場が石油製品とオレフィン、アロマを原料とする誘導品の一大生産拠点となっており、複数のエチレン分解炉と流動接触分解装置(FCC)が近接立地し、パイプライン網も整備されている。

3社は、これらの立地条件を活用し、製油所および石油化学工場から発生する副生C4留分とエチレンを原料として、クリーン燃料とプロピレンを高効率で生産するシステムを開発できれば競争力の強化に結ぶつくと判断、2006年4月から共同で石油コンビナート高度機能融合技術開発事業の一環として開発に取り組んでいる。

今回、主要研究設備の設計が終了し、関係官庁の認可が取得、建設に着手した。

《レスポンス編集部》

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