資源高が求めたコマツの超大型ダンプトラック

自動車 ビジネス 企業動向
資源高が求めたコマツの超大型ダンプトラック
資源高が求めたコマツの超大型ダンプトラック 全 1 枚 拡大写真

コマツが世界市場に投入する鉱山用ダンプトラック『960E』は、深刻な資源高騰と、けして無縁ではない。

鉄鉱石、石炭、銅などの資源は成長著しい新興国の需要増などから、世界的に需給関係が逼迫している。そのためオーストラリア、ブラジル、中国、インド、アメリカなどの資源生産国では24時間休みなく採掘が進められ、旺盛な鉱山開発が現在も進んでいる。

地表から地下に向かって渦を巻くように掘り進める。その深度は採掘を進めるほど深くなる。また、便利な場所から採掘を始めるため、開発が進むほど場所は遠くなる。運搬距離はどんどん長くなり、時間もかかるわけだ。

そのため一回の往復でより多くの資源を運べる超大型ダンプトラックが、資源需要が増えれば増えるほど望まれることになる。

そんな環境の下、コマツアメリカの960Eは、積載量と生産効率、パワーと低燃費をバランスさせ、年以上のテスト走行を重ね、世界市場に投入されることになった。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る