【カーナビガイド'08夏】ユビークリンク 全力案内!「設定不要フリーナビでもプローブ渋滞表示」…開発者

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【カーナビガイド'08夏】ユビークリンク 全力案内!「設定不要フリーナビでもプローブ渋滞表示」…開発者
【カーナビガイド'08夏】ユビークリンク 全力案内!「設定不要フリーナビでもプローブ渋滞表示」…開発者 全 11 枚 拡大写真

月間1億件のプローブ情報をルート案内に反映

----:次に、全力案内!の特徴である、プローブ情報を使ったサービスについて、概要を教えてください。

【画像全11枚】

大原:もともとITSを事業にしたいということで、プローブを利用してみようというのがきっかけです。プローブをいかにユーザーに見せるか、ということを考えたときに、ケータイナビサービスで使ってみては、ということになったのです。

----:プローブに絡む特徴的なサービスについては何がありますか。

大原:ふつうにナビゲーションする際、従来のVICS情報だけですと、いわゆるVICS道路だけの渋滞情報しか手に入りません。それ以外の細い道は混んでいるのか、空いているのか分かりません。ですがプローブではVICS情報が提供されていない道路でも旅行時間がわかりますので、きめの細かいルート案内が可能でトータルな時間短縮が期待できます。弊社では現在、首都圏などの大都市を走る約7000台のタクシーが集めるタクシープローブをベースに統計処理しています。

----:プローブのおおよその仕組みを教えてください。

大原:リンク情報の設定された道路の始点と終点をプローブカー(タクシー)が通過する時間を見れば、おおよその旅行時間が計算できます。これらのリンク情報を蓄積し、データベースから曜日・時間を取り出して、統計を出します。道路のリンク単位で上がってくる情報は月間1億件にのぼります。統計情報をつかえば、たとえば平日の夕方のA地点からB地点の旅行時間はC分だけかかる…ということで渋滞の予測が可能です。

----:4月のバージョンアップではリアルタイムプローブを開始しましたね。

大原:ええ。これはタクシーや「全力案内!」利用者から収集した位置情報を使って、交通情報を即時に生成するもので、蓄積情報をリアルの情報で置き換えて旅行時間を計算します。道路のリンク単位でプローブ統計、リアルタイムプローブ、そしてVICSを排他的に選択して旅行時間を計算します。優先順位はVICS、リアルタイムプローブ、プローブ統計の順です。

----:月間1億件というデータは確かに膨大ですが、プローブの効果のほどはどうなのでしょうか。

大原:弊社では東品川・東日暮里間を移動する走行テストを11回実施しました。VICSのみでルートを引いた車両とVICS&プローブを利用した車両、そしてVICSもプローブもなしで幹線道路のみを利用した場合の3つに分け、旅行時間の長さと到着予想時間の正確性を計測しました。その結果、VICS&プローブを利用した車両は他の車両よりも最大30%、平均でも10数%到着時間を短縮することができました。また、到着予想時間もVICSのみ利用の場合は平均で40%ほどブレるのですが、プローブ利用の場合はブレが平均10%以下という結果が出ています。

----:プローブは実測値そのものですからね。プローブ利用時の正確性が高いのは当然のこと。国のインフラでもあるVICSで及ばないところをプローブでカバーし、よりよいサービスを実現させた、ということでしょう。正確性が担保されているから、到着時刻から出発時刻を案内する「出発時刻ナビゲータ」といった機能が可能になったのですね。

BACK機能紹介カーナビゲーションの証言TOPへ
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 続きを読む

《北島友和》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『NX』改良でデザイン刷新! 新世代ハイブリッド搭載で走行性能もアップ 2026年末以降発売
  2. ドゥカティの新世代V2エンジン搭載! 新型『ハイパーモタード V2 SP』&『デザートX』9月12日発売へ
  3. ブラバス創業者の名を付した『BODO』に「カブリオレ」、1000馬力V12ツインターボ搭載…最高速360km/h
  4. トヨタ『プリウス』の車名が消える? “ハイブリッドの象徴”が迎えた転換期
  5. マツダ『CX-3』存続が確定! 12年ぶり刷新へ、2027年登場の次期型デザインを大予想
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る