【GM100周年 特別企画】2代目キャデラックCTSは「アート&サイエンス」の完成形

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【GM100周年 特別企画】2代目キャデラックCTSは「アート&サイエンス」の完成形
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常に先進的であり続ける高級車ブランド キャデラック

1902年に創業したキャデラックは、精密機械加工に精通していた創業者ヘンリー・M. リーランド(1843 - 1932年)の才覚により、その品質は当時から群を抜いていた。1909年からGMの高級車部門となり急成長。1912年には世界に先駆けて電動式セルフスターターを採用。1930年には世界で初めて乗用車にV型16気筒エンジンを搭載した。

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第二次大戦終了後の1948年には、やがてアメリカ車の象徴ともなる近代的なV8・OHVエンジンを開発。1954年には全モデルにパワーステアリングを標準装備、1964年にはオートエアコンを採用するなど、当時「超豪華」であった装備をキャデラックは実に早くから実用化していた。

またデザインの分野でもキャデラックは常に先進的だった。ここで欠かせないのがハーリー・アールとビル・ミッチェルという、GMとキャデラックで手腕を発揮した2人のカーデザイナーだ。ハーリー・アールは近代的かつ華麗なデザインを備えた『ラサール』(1927年)で名声を獲得。キャデラックに時代を先取りする斬新なスタイリングを常に与えつづけた。中でも彼が1948年に持ち込んだ「テールフィン」は、1960年代にそのブームが終焉するまで、アメリカ車の黄金時代を象徴するものである。さらにアールの後継者となったビル・ミッチェルがキャデラックとGMのデザインをより洗練させていった。

デザインと共に、技術革新もとどまることはなかった。1967年には高級車では当時異例の前輪駆動を採用した新型『エルドラド』を発売。1970年代の石油危機以後は、キャデラック全体で前輪駆動化やダウンサイジングを推し進めて対応。ビッグスリーと称されるアメリカの3大自動車メーカーが苦しむ1980年代も革新のスピードを緩めることなく、1992年にはV型8気筒・DOHC・4バルブの「ノーススター」エンジンを採用するなど、アメリカを代表する高級車として気を吐いた。2000年に赤外線暗視装置「ナイトビジョン」を市販車で初めて採用したのもキャデラックだ。

◆『アート&サイエンス』を掲げて登場した初代CTS

そしてキャデラック創業100周年を迎えた21世紀初めに掲げられたのが『アート&サイエンス』(先進的なデザインと先進的な技術)という新しいビジョンだ。これは世界市場に積極的に打って出るというキャデラックとGMの思い切った戦略の表明でもあった。それが最初に形になった市販車が、世界トップレベルの走行性能と極めて先進的なデザインを備えたスポーツセダン『CTS』(2002年)である。このCTSから、キャデラックにとって久々の後輪駆動シャシーが復活。

この「シグマ」プラットフォームは、高級SUVの『SRX』(2003年)や新型『STS』(2005年)にも使われている。また電動メタルトップを備える2人乗りロードスター『XLR』(2004年)も近年のキャデラックを象徴する極めて挑戦的なモデルの一つと言えるだろう。

2007年に大幅な改良を受けて2代目となったCTSは、さらに洗練されたスポーツセダンに成長。ドイツ製や日本製の高級セダンに真っ向から太刀打ちできる傑作セダンに成長している。

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《丹羽圭@DAYS》

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