新日鉄、八幡製鉄所火災事故を受けて再発防止策を策定

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新日本製鉄は、7月29日に発生した八幡製鉄所コークス工場のベルトコンベア・COG配管火災事故を受けて、再発防止策をまとめた。

高架ベルトコンベアの再発防止策として現在停止している第5コークス炉新設ベルトコンベア設備で出火防止措置を講じる。具体的には、ベルトコンベア設備の強度アップや防食塗装の強化、支柱基礎の強化、熱感知線の設置(異常高温状況の早期検知)、散水配管の設置(熱感知による散水)。

第4コークス炉に付帯するベルトコンベアの出火防止措置として来年3月までに、熱感知線の設置(異常高温状況の早期検知)、散水配管の設置(熱感知による散水)、高圧電線のベルトコンベア設備からの分離を実施する。

さらに、これら以外のベルトコンベア設備で、ガス配管と交差するベルトコンベア設備の緊急点検と補修・補強の実施や計画的な点検実施と補修・補強を実施する。

一方、同製鉄所の防災体制も強化する。ソフト対策として「屋外構造物健全化チーム」を設置し、点検・補修・塗装の標準化の推進や石炭粉塵の清掃基準の見直し、過去の火災発生箇所の再発防止対策の再点検、消防当局との定期的な合同防災訓練を実施する。ハード対策としては新規購入する高所散水車、バキューム車による清掃の徹底、保守点検用機器を充実(蓄積熱の感知)していく。

《レスポンス編集部》

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