アークブレインは、3月26日、「“UI新時代”の要諦 モバイル/デジタル市場の進化と活性化に何が必要か」と題したセミナーを実施する。通信・ITSジャーナリストらが中心となっておこなっているUIセミナーはこれで3回目。今回は、モバイル/デジタル機器のUIについて、現状の課題や今後の進化にフォーカスする。会場は千代田区の全国町村議員会館。
登壇者は、夏野剛氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授)、ユーディットの関根千佳氏(NTTドコモモバイル社会研究所理事)、マイクロソフトの越川慎司氏(Windows Mobileビジネス統轄)と嶋是一氏(日本Androidの会」幹事)、そして神尾寿氏(通信・ITSジャーナリスト)。夏野氏と関根氏がケータイと最近のデジタルUIの成功要因や課題について、越川氏と嶋氏はWindows MobileとAndoroidなど「スマートフォンのUI」について講演する。
セミナー概要およびタイムスケジュールは以下の通り。
●開催日時 3月26日(木) 10:00 - 18:00
●会場 財団法人全国町村議員会館(東京都千代田区一番町25 TEL:03-3264-8185)
※半蔵門線「半蔵門」駅より徒歩2分/有楽町線「麹町」駅より徒歩6分
●受講料(1名あたり料金・ 昼食含む)
1名:2万円
2名同時申込:1万8000円
3名同時申込:1万6000円
4名同時申込:1万4000円
5名以上同時申込:1万2000円
●セミナー詳細・申し込み
アークブレインセミナー
http://arkbrain.co.jp/
【10:00 - 10:30】モバイルビジネスの変化・拡大と、そこで求められるUIの新需要
●通信・ITSジャーナリスト 神尾寿氏
1.モバイルビジネス「次の10年」の注目ポイント
2."ケータイ"の進化とUIニーズ
3.モバイル新端末の台頭と、UIの未熟
4.2010年以降のデジタルライフと、理想のUI
5.クロスオーバー時代に求められるUIとは?
6.まとめ&質疑応答
【10:40 - 11:50】進化するAndroidのUI
●日本Androidの会 幹事 PF-GWリーダ 嶋是一氏
2007年11月にGoogleから生み出されたケータイ向けオープンプラットフォーム
「Android」。2008年には第一機種目が発売され、オープンケータイとして話題を
集めている。Androidの概要と、UIに対する可能性、将来への展望について語る。
1.Androidとは?
2.進化するAndroidのUI
3.Androidで広がる現実と仮想
4.拡張するUI
5.マッシュアップで広がる使い勝手
6.Androidの将来
【11:50 - 13:15】昼食・スポンサー講演
●アクロディア 取締役 兼 CMO 中村淳氏
1.UI市場の現状と課題
2.UI自由化を実現するVIVID UI
3.これからのUI戦略
【13:15 - 14:25】Windowsモバイルが拓くスマートフォンの世界
●マイクロソフト モバイルコミュニケーション本部 本部長 越川慎司氏
2005年12月にW-ZERO3が日本で登場してから3年以上経ち、20機種以上の端末が主要5キャリアから出荷。今後マイクロソフトが注力する「クラウドサービスとスマートフォンの連携」について、実例やデモ、次期プラットフォームのUIを交えて紹介する。
1.Windowsケータイの歴史
2.WindowsケータイのUI
3.S+Sとは?
4.新たなプラットフォーム
5.スマートフォンの今後
【14:35 - 15:45】ユニバーサルUI
●ユーディット 代表取締役 関根千佳氏
ITがより広く、深く社会に浸透する上で、誰にとってもわかりやすく使いやすいUIを目指すユニバーサルデザインの概念は欠かせない。市場拡大と顧客満足度向上につながるユニバーサルなUIのあり方や国内外の動向、望む未来の姿について語る。
1.ユニバーサルデザインへの誤解を解く
2.モバイルのUIにおけるユニバーサルデザインとは
3.海外ではアクセシビリティは公共調達の要件
4.ユーザビリティを高めるユーザ中心設計のあり方
5.「スローなユビキタスライフ」にみる未来
【16:00 - 18:00】パネルディスカッション:「ポストiモード時代」のUI
●特別ゲスト:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘講師 夏野剛氏
●モデレーター:神尾寿氏
●パネリスト:嶋是一氏・越川慎司氏・関根千佳氏
1.UIから振り返る「iモード成功」の要因
2.今のケータイに何が足りないか
3.スマートフォンの課題
4.モバイル/デジタルUIの未来に必要なこと