米国トヨタ販売は18日、ニューヨークモーターショーにサイオンブランドの新コンセプトカーを出品すると発表した。現時点でトヨタが明らかにしているのは、「マイクロサブコンパクトコンセプトカー」ということだけだ。
しかし、関係者の話をまとめると、このコンセプトカーは米国向けのトヨタ『iQ』になるという。iQは現在、日本と欧州で販売されているが、トヨタはかねてから、米国へのiQ導入を検討していた。その結果、米国ではトヨタでもレクサスでもなく、サイオンブランドからiQをリリースするのが最適との結論に達したもようだ。
米国トヨタ販売は、新コンセプトカーについて、「サイオンの若々しいイメージを反映させつつ、都市生活者のトレンドに見合う新セグメントを提案する」と説明している。
全長3mを切る小型ボディに大人4名が乗れて、さらに燃費などの環境性能も高いとくれば、iQは米国でもヒットする可能性大。果たして、サイオンの新コンセプトはiQそのものなのか、それともiQベースの新型車なのか、詳細は4月8日、ニューヨークモーターショーで明らかになる。
