日産自動車は2日、『エルグランド』のパワーステアリング用油圧ポンプに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。
対象となるのは、2002年8月27日-2005年3月12日に製作された8万381台。
パワーステアリング用油圧ポンプの内部圧力を規定値以上にならないよう制御しているスプールバルブのクリアランスが狭いため、パワステオイルに異物が混入している場合、バルブがロックして内部圧力が上昇し、ポンプ内部が損傷して圧力が発生しなくなり、ハンドル操作力が増大するおそれがある。
全車両、ポンプを対策品と交換する。
不具合発生件数は236件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
2004年8月19日に届け出た改善対策と同様の問題だが、当時は市場措置が不要と判断した期間の車種で、新たな問題が判明したため届け出たもの。