【リコール】日産 デュアリス…ワイパーが動かない、扉がしまらない、など 英国製

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【リコール】日産 デュアリス…ワイパーが動かない、扉がしまらない、など 英国製
【リコール】日産 デュアリス…ワイパーが動かない、扉がしまらない、など 英国製 全 4 枚 拡大写真

日産自動車は25日、英国製『デュアリス』の窓拭き器、電気配線、乗降口、尾灯・制動灯および方向指示器に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2007年4月24日から同年12月18日に製作された2万5489台。

不具合は(1)ワイパーモータの防水シール材の塗布が不足しているため雨水などがモータ内部に入って短絡したり、電気回路の溶接が不適切なため、溶接が剥がれて導通不良となり、ワイパーが作動しなくなるおそれがある。

(2)自動式前照灯照射方向調節装置なし車で、未使用の電気配線コネクタの防水処理が不適切なため、コネクタ端子部に融雪剤を含んだ水等が付着して電流が流れ、走行距離計が走行距離を正しく積算しないおそれがある。

(3)インテリジェントキー使用の運転者席および助手席の乗降口扉の外側ハンドルで、ハンドルベースとハンドルカバーとの間に隙間が空いているため、扉を開いた際にハンドルが引っかかって戻らず、確実に扉を閉じることができないおそれがある。

(4)左側コンビネーションランプのバルブホルダで電気配線の接続コネクタ部端子が変形し、端子接点部に絶縁物質が生成されて導通不良となり、ランプが点灯しなくなったり、方向指示器が正常に作動しなくなるおそれがある。

(1)については全車両、ワイパーモータの製造日を点検し、対象となるものはワイパーモータを良品と交換する。(2)については全車両、電気配線コネクタ部を切断し、防水処理する。(3)については全車両、ハンドルカバーの隙間を点検し、隙間があるものはインテリジェントキーボタンを修正する。(4)については全車両、バルブホルダを良品に交換するとともに、車両側電気配線コネクタを新品と交換する。

不具合発生件数は(1)が269件、(2)が5件、(3)が16件、(4)が167件。(1)は市場からの情報と国交省の指摘で、(2)(4)は市場からの情報で、(3)は社内からの情報でわかった。

事故はいずれも起きていない。

なお、この案件は昨年4月に届け出たリコールと同様の案件だが、新たな問題が判明したため、対象範囲を拡大して再度リコールすることになった。

《レスポンス編集部》

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