新レギュレーション導入に反対していたチーム側が2010年チャンピオンシップにエントリーしたことから、収束したように見えたFIAとFOTAの対立。だが、まだこの政治バトルは終わりにはほど遠いのが現状だ。
8日、ドイツで行わた2010年規約に関するテクニカル・ワーキング・グループとの話し合いにおいてFOTA側が退席していたことが明らかになった。FOTAはこの退席について声明を発表し、理由を次のように説明している。
「今回の会議中、チームの幹部たちはFIAのチャーリー・ホワイティングより、8つのFOTAチームは今のところ2010年FIA F1世界選手権に登録されておらず、テクニカルおよびスポーティングレギュレーションに関する投票権がない、という前回の協定とは逆のことを伝えられた」
つまりFOTAはテクニカル・ワーキング・グループで権利を行使することができないという。これを不服としたFOTA側は会議の延期を要請したが聞き入れられず、退席を余儀なくされたということのよう。両者のバトルはまだまだ続きそうだ。