日本製紙ケミカルとコスモ石油は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2009年度の新エネルギー技術研究開発のテーマ「バイオマスエネルギー先導技術研究開発」に応募し、委託先として採択の決定を受けたと発表した。
両社は、昨年4月からバイオマスエタノール製造に関するフィージビリティ(事業化)調査の結果、木質原料を利用する第二世代バイオマスエタノールの製造について技術課題が明らかになった。そこでこれらの課題の解決を目指して今回応募した。
両社は、今後2年間の予定で、東京大学、九州大学とともに、亜硫酸脱リグニン法を用いて木質バイオマスから効率的にエタノールを製造するための研究を進める。