いすゞ自動車は23日、大型トラック『ギガ』の原動機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2003年12月2日 - 08年3月12日に製作された8205台。
リコール届出番号「2229」および「2294」のリコール作業で、燃料低圧パイプ交換作業要領書の締め付けトルク指示値が不適切なため、パッキンの締め付け力が不十分になり、エンジン内部に燃料が漏れて、燃料が混入したオイルがブローバイガスの通路を経由して吸気管に吸入され、シリンダー内で燃焼してエンジン回転が上昇し、エンジン内部が損傷して火災となるおそれがある。
全車両、燃料低圧パイプを正規の締め付けトルクで締め付ける。
不具合発生件数は3件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。