9月5日から販売されるフォルクスワーゲン『ゴルフGTI』のユーザーは、先代モデル(5代目)と同様に、国産車からの乗り換え組が全体のおよそ半分を占めるのではないかといわれている。
25日の発表会見で同社は「GTI以外のグレードはゴルフや『ポロ』からの乗り換えが多いが、GTIについては、『DSGといえばGTI』ということで購入する元国産車ユーザーが多い。5代目GTIの国内ユーザーの半分ぐらいが、国産車からの乗り換え組だ」と話していた。
GTIは国産車ユーザーから、GTI以外のグレードは既存VWユーザーからの乗り換えが多く見られるという。他の輸入車にはあまり見られないようなこうした傾向は、5代目のゴルフ5からだと同社は話す。
「先代は2.0リットル直噴ターボ・エンジンとDSG、さらにはアグレッシブなデザインの組み合わせによって瞬く間に量販グレードにまで成長し、ゴルフ5シリーズの中でもその割合は20%を超えるようになった。この5代目GTIの人気が、ゴルフ5の人気を長く支えてきたと言っても過言ではない」と同社は話し、6代目GTIへも期待を込めた。
1976年に初代がデビューし30年以上が経った今、GTIは全世界で170万台の販売を記録。日本には2代目から正規輸入され、すでに48000台以上のGTIが販売されてきたが、6代目GTIはゴルフ6シリーズでどれだけの割合を占めるか。『シロッコ』の売れ行きともあわせて気になるところだ。