【ルノー カングー 新型発表】日本車がマネできない実用性

自動車 ニューモデル 新型車
【ルノー カングー 新型発表】日本車がマネできない実用性
【ルノー カングー 新型発表】日本車がマネできない実用性 全 5 枚 拡大写真

新型ルノー『カングー』の販売ターゲットは、旧型の販売の9割を占めるという「30代のヤングファミリー」。新型についてもこれをキープコンセプトとし、実用性の向上を中心に開発が進められた。そこにはフランス人の物づくりに対する考え方が如実に反映されているという。

【画像全5枚】

「フランス車、というとデザイン性ばかりに注目されがちですが、実はフランス人の物づくりに対する考え方はとても合理的なんです」と語るのはルノー・ジャポン大極司CCO。

「例えば、新型カングーは小さい子供がいるファミリー層に向けて作られたクルマです。だから後部座席は初めから子供が座るものとして設計されていて、子供が楽に座れるように座面が短く作られているんですよ」

後部座席の天井には収納ボックスが3つ設けられているが、これも子供がおもちゃなどを収納するときに取り合いにならないようにするため、という意図もあるのだという。

また、座席を倒す事でフルフラットになる最大容量2866リットルの荷室についても「全長2.5mの長尺物を積載できるのですが、これはフランスで主流になっているIKEA(スウェーデンの家具ブランド)の定番商品『BILLY』(棚)が搭載できるようにと考えられています。DIYが浸透しているフランスならではのライフスタイルがクルマづくりにも反映しているんですね。こういった割り切りは日本車ではとても真似できないところです」と語る。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、新型EVと『アウトランダー』のオフロード仕様を北米投入へ…2026年度
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る