【新聞ウォッチ】国産初の小型旅客ジェット、設計変更で納期遅れ

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年9月10日付

●民・社・国連立合意(読売・1面)

●秋の大型連休商戦熱く、「格安」海外好調、「支出予定」3万7000円(読売・10面)

●三洋電機の子会社化、独禁法審査終了(読売・10面)

●三菱ジェット、納入遅れ(朝日・12面)

●アクセル押し戻す、死角にいる車検知 安全機能競うカーナビ(朝日・12面)

●NY円、91円半ば(朝日・13面)

●燃料電池車、「15年めどに」トヨタ、GMなど共同声明(毎日・4面)

●「温室ガス25%削減」鳩山発言で株価明暗(産経・11面)

●重さ半分、車体部材、神戸製鋼EV走行距離向上(産経・11面)

●「999」大井川鉄道走る(産経・21面)

●ガソリン、店頭価格2.3円上昇(日経・11面)

ひとくちコメント

国産初の小型ジェット旅客機として関心を集めている『MRJ』(ミツビシ・リージョナル・ジェット)の納期時期が3か月程度遅れる見通しだという。開発を進める三菱航空機が「主翼の材料変更や客室拡張で設計を変更する」と発表したもので、きょうの朝日など各紙が取り上げている。

当初、1号機の納入時期は2013年を予定したが14年初めになる見込み。三菱航空機は08年4月に、三菱重工業やトヨタ自動車などが出資して設立。11年の初飛行、13年の納入を目指していた。

これまでの受注は全日空からの25機のみだが、現在の技術では炭素繊維の複合材を小型機に使うと軽量化が難しいことからアルミに変更するというもの。

余談だが、世界初の量産電気自動車である三菱自動車の『i-MiEV』(アイ・ ミーブ)は、試作の段階で三菱重工の航空機関連の技術専門家に検証を依頼、設計変更を繰り返しながら安全性を確保したという。飛行機の場合、新設計の機体が試作初号機から墜落せずに飛ぶことが大前提で、車のようなリコールは許されない。

《福田俊之》

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