ダイハツ工業は10日、『ロッキー』の燃料装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1990年6月21日 - 1997年4月24日に製作された1万2674台。
燃料蒸発ガス排出抑制装置のチェックバルブの耐久性が不十分なため、長期間使用すると亀裂が発生し、燃料蒸発ガスが車室内に漏れ、ライター等の火が引火して火災に至るおそれがある。
全車両、チェックバルブを対策品と交換する。部品の供給に時間を要するため、暫定措置として、全車両、チェックバルブを補強し、後日対策品と交換する。また、定期点検整備時に、確実にこの部位を点検するよう注意喚起する。
不具合発生件数は1件で、エアコンをかけた状態で車室内で昼寝をし、その後たばこに火をつける際に燃料蒸発ガスに引火し、重傷者1名、軽傷者1名の人身事故となる火災事故が1件起きている。