【フランクフルトモーターショー09】ロータスのハイブリッドはジャガーに搭載か

自動車 ニューモデル モーターショー
【フランクフルトモーターショー09】ロータスのハイブリッドはジャガーに搭載か
【フランクフルトモーターショー09】ロータスのハイブリッドはジャガーに搭載か 全 4 枚 拡大写真

ロータスはフランクフルトモーターショーで同社初となるシリーズハイブリッド用エンジン「レンジエクステンダー」(=航続延長装置)を発表した。

新登場のエンジンは1気筒あたり2バルブの1.2リットルccのオールアルミ3気筒。シリンダーヘッドとブロックを一体成型とし、重量は56kgに抑えられた。燃料はガソリンの他エタノールやメタノールにも対応。

英国政府が主導する「リモ・グリーン」プロジェクトの一環として、ジャガーが開発中の大型ハイブリッドセダンに採用する方向で話が進んでいるという。

エグゼクティブ・エンジニアのポール・バーク氏に話を聞いた。「既存のガソリンエンジンをベースとしたのではなく、ゼロからシリーズハイブリッド専用エンジンとして新規開発しました」。

「直接動力を伝達するパラレルハイブリッド用エンジンのように低回転から高回転まで常に回転数を変動させる必要がないので、効率よくジェネレーターを駆動させる為に常用回転数を1500rpm(15kW)から3500rpm(35kW)の2点に絞ることができたのでエンジン強度は最小限で済みましたし、エンジン単体としてシンプルかつ軽量化を図ることにも成功しました」

「オールアルミのブロックはヘッドとインテークマニホールドまでを一体化することでガスケットやウォータージャケットを簡略化し、コンパクト化と同時に低コスト化も実現。高価な直噴を使うことなくEURO5をクリアしました」

「現在ジャガーが開発している大型EVのレンジエクステンダーとして供給する話を進めています」とのことだ。

《ケニー中嶋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  2. 【アウディ A5セダン 新型試乗】4ドアクーペ風にあえてしなかった見識に拍手…島崎七生人
  3. スズキ『アルトラパン』が10年目のビッグマイチェン! 開発者が語る「長く愛される理由」と、それでもデザインを大刷新したワケ
  4. 台風や秋雨対策に、大型サイドミラー対応の超撥水ガラスコート「ゼロワイパー」発売
  5. 極限の軽量ホイール革命!レイズ ボルクレーシング『CE28N-plus SL』が示す究極の走行性能PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る