リチウムイオン電池材料の高性能焼成炉 日本ガイシが開発

自動車 ビジネス 企業動向
雰囲気ローラーハースキルン(試験炉)
雰囲気ローラーハースキルン(試験炉) 全 1 枚 拡大写真

日本ガイシは26日、電気自動車・ハイブリッドカーなどの車載用として需要拡大が見込まれるリチウムイオン電池の正極材など、各種粉体の焼成に用いられる高性能な「雰囲気ローラーハースキルン」を開発した。

雰囲気ローラーハースキルンは、リチウムイオン電池の正極材やチタン酸バリウム、酸化マグネシウム、薄型ディスプレーパネル用蛍光体、セラミックコンデンサーなどの材料粉体の焼成炉で、材料の高性能化や開発の効率化に貢献する。今年5月に試験炉を知多事業所(愛知県半田市)の加熱装置試験場に設置し、顧客から持ち込まれるサンプルの試験、評価を開始した。

今後、車載用などで需要拡大が期待されているリチウムイオン電池や電子部品の材料分野で多くの顧客からサンプルを受け入れ、ニーズに対応しながら得られる情報や知見を生かして、それぞれの顧客に適した実用炉を提案、拡販を図る。

また、粉体メーカー各社からのサンプル評価や試験焼成への対応も開始している。今後、量産焼成炉の受注活動に入り、20155年度には売上高50億円を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る