ブリヂストン、電子ペーパー端末と超薄型オールフレキシブル電子ペーパー端末を開発

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超薄型オールフレキシブル電子ペーパー端末
超薄型オールフレキシブル電子ペーパー端末 全 3 枚 拡大写真

ブリヂストンは、電子書籍などを閲覧する『電子ペーパー端末』と電子ペーパー、タッチパネル、電子回路基板など構成部材をフレキシブルにした『超薄型オールフレキシブル電子ペーパー端末』の開発に成功した。

電子情報閲覧用電子ペーパー端末は、ページ切り替え速度が13.1インチ(A4サイズ)で0.8秒と従来よりも飛躍的に向上し、閲覧機能に加え、応答性の高い手書き入力性能を持つのが特長。画面のサイズは世界最大級で4096色フルカラーが可能。

これらの特徴に加え、データ処理能力、セキュリティ機能、携帯電話などに接続しデータ通信する機能など情報端末に求められる基本機能を持つ。また、充電池を搭載し、薄型軽量で携帯性にも優れる。現在注目されている電子書籍、電子新聞のほか、大量の書類を保存して持ち運び、閲覧・手書き入力・送信するなどのビジネス用途にも有効としている。

この電子情報閲覧用電子ペーパー端末は、関西アーバン銀行の渉外員業務支援システムに採用されることが決定しており、2010年春から試験運用が開始される予定。

また、超薄型オールフレキシブル電子ペーパー端末は、電子ペーパー、タッチパネル、電子回路基板といった構成部材をフレキシブル化して、世界初のオールフレキシブルと世界最薄となる厚み5.8mmを実現。画面サイズは10.7インチ。

同社では2002年に液晶に替わる画期的な表示材料として「電子粉流体」の開発に成功し、2004年にはこの新材料を用いて、文字や写真を自在に表示、電源を切っても表示を維持することができる電子ペーパーの開発に成功した。2009年からは電子棚札用電子ペーパーを事業展開している。

同社では今後、電子ペーパーの普及で紙の使用量が削減され、森林保全や地球温暖化防止にも貢献できるとしている。

今回開発した電子情報閲覧用電子ペーパー端末、超薄型オールフレキシブル電子ペーパー端末は、10月28日からパシフィコ横浜で開催される「FPDインターナショナル」に出展する。

《レスポンス編集部》

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