欧州新車販売26.6%増、6か月連続の前年実績超え…11月実績

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ACEA(欧州自動車工業会)は15日、11月の欧州全域(EU+EFTA全28か国)の新車販売結果を公表した。総販売台数は118万2082台で、前年同月比は26.6%増。各国の販売支援策が追い風となり、6か月連続で前年実績をクリアした。

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欧州5大市場では、ドイツが引き続き好調。11月は27万9725台を販売し、前年同月比は19.7%増と11か月連続増を達成。今年1 - 11月累計でも25.4%増の359万1611台と、通年での前年実績超えは確実だ。

ドイツ以外の主要4か国は、スクラップインセンティブの効果で、販売なセールスが持続。英国は15万8082台を販売し、前年同月比は57.6%プラスの大幅増。5か月連続で前年実績をクリアした。フランスも48.3%増の21万6354台、イタリアも31.2%増の18万2976台と、ともに6か月連続で前年実績をクリア。スペインは37.3%増の8万6639台となり、3か月連続の前年実績超えだ。

主要9社の販売実績は、1位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同月比18.9%増の23万0487台と、7か月連続のプラス。VWブランドが23.7%増の13万0538台、アウディブランドが1.1%増の5万0056台、シュコダブランドが34.8%増の2万5006台、セアトブランドが23.3%増の2万4786台と、主要ブランドが前年実績を上回った。

2位のPSAプジョーシトロエンは、前年同月比41.7%増の15万3519台と6か月連続増。その内訳は、プジョーが44.5%増の8万0873台、シトロエンが38.8%増の7万2646台と、両ブランドともに好調だ。

10月に続いて3位をキープしたルノーグループ(ダチアを含む)は、前年同月比56.5%増の12万2557台と大幅増。ルノーブランドは48.6%増、ダチアブランドは117.2%増と、驚異的な伸び率を見せる。

10月と同様、4位のフォードグループ(ボルボを含む)は、前年同月比26.4%増の11万2902台。6か月連続で前年実績をクリアした。

フィアットグループ(ランチアやアルファロメオを含む)も、10月と同じく5位をキープ。その販売台数は9万3092台で、前年同月比は30.7%増と8か月連続のプラスである。ブランド別では、フィアットが33.3%増、ランチアが37.9%増、アルファロメオが4.5%増と、いずれも好調だ。

10月に引き続いて、6位のGMグループ(オペル、シボレー、サーブを含む)は、前年同月比30.4%増の8万9662台。5か月連続で前年実績をクリアした。

ダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は、10月同様の7位。5万7048台をセールスし、前年同月比は10.2%増と久しぶりの前年実績超えだ。ブランド別では、メルセデスベンツが9.4%増、スマートが15%増と、どちらも伸びている。

トヨタを抜いて8位に浮上したのが、BMWグループ(MINIを含む)。前年同月比9.5%増の5万4260台と、3か月ぶりにプラスに転じた。BMWブランドは4.6%増、MINIブランドは36.3%増と、ともに好調だ。

9位に一歩後退したトヨタグループ(レクサスを含む)は、前年同月比43.1%増の5万3045台と、4か月連続増。レクサスブランドは1.8%減にとどまったが、トヨタブランドは44.6%増の5万1817台と売れている。

トヨタ以外の日本メーカーでは、日産が前年同月比82.4%増の3万4121台、スズキが53%増の1万7029台、ホンダが22.7%増の1万4764台、マツダが21%増の1万4562台と好調。しかし、三菱は28.2%減の4682台と苦戦している。

韓国メーカーでは、ヒュンダイが2万4638台を販売し、前年同月比は53.4%増と10か月連続のプラス。キアも40.9%増の1万9532台で7か月連続のプラスと、韓国2社は好調なセールスを続けている。

欧州新車マーケットは、各国の販売支援策の効果で、完全に回復した。今年1-11月累計では、前年同期比2.8%減の1340万6382台という結果。12月セールスの結果次第では、通年での前年実績超えも十分あり得る。

《森脇稔》

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