【CES 10】相次ぐ出展中止で閑散とした雰囲気漂う車載機器ブース

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ノースホールに入ってすぐ左側に構えたケンウッド。巨大なKENWOODのロゴマークが真っ先に飛び込んでくる
ノースホールに入ってすぐ左側に構えたケンウッド。巨大なKENWOODのロゴマークが真っ先に飛び込んでくる 全 6 枚 拡大写真

CESにおいて、ホームAVが3DTVで華々しくイベントを展開していたのに対し、車載関連は実に寂しい雰囲気が漂っていた。

CESにおける車載関連メーカーのブースは主にノースホールに集約されてきた。それが今年はこれまで主役となっていた日本メーカーの展示がめっきり減り、さらに地元のカーオーディオメーカーも相次いで出展を中止。全体として車載機器の展示がグッと減ってしまっていたのだ。代わりにパーツ系ディーラーの出展が目立つようになったが、さすがに人を集めるだけのパワーはなく、来場者少なく閑散とした状況になっていたのだ。

たとえば、今まではノースホール入口の“一等地”に構えて目立った存在だったクラリオンは、一般展示ではなく、主にディーラー向け商談の場として隣のヒルトンホテルのスィートルームに移動。富士通テンはアメリカ市場からの撤退を表明したため、CESそのものへ不参加を決めた。一方、ソニーは従来通りセントラルホールの自社ブースでの展示。JVCはホームAVがCES会場に復帰したことに伴い、車載機器もセントラルホールで統一して展示、ノースホールでは不在となった。逆にパイオニアは車載だけに展示を集約したため、これまでのセントラルホールからノースホールへ移動している。ケンウッドはパイオニアの移動に伴い、かつてのクラリオンの場所に移動した。

展示そのものも全体に地味な印象だったが、その中でも目立った存在だったのがケンウッドだ。会場内でもおそらくナンバーワンの大きさだったと思われる「KENWOOD」のディスプレイがまず目を引き、デモカー展示としてはランボルギーニやフェラーリを用意するなど、その華やかさが際立っていた。小さいながら初出展したのがゼンリン。場所はかなり奥まったところだったが、『iPhone』用ナビアプリ『iAmerica』『iGCM』のデモを行っていた。車載関連でもPNDメーカーであるガーミンやTomTomは例年通りサウスホールでの出展。昨年まで出展していたマゼランは出展はなかった。

《会田肇》

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