東風ホンダが第2工場を新設、12年に中国生産30万台に

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2009年8月に行われた湖北省武漢市工場での「スピリア」ラインオフ式
2009年8月に行われた湖北省武漢市工場での「スピリア」ラインオフ式 全 4 枚 拡大写真

ホンダは20日、中国での四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車が、中国市場の需要に対応するため、第2工場を建設すると発表した。

第2工場は、現在の工場と同じ武漢市武漢経済技術開発地区内に建設する。既存工場から北東約4kmに位置するエリアに100万平方mの土地を取得して工場を建設する。2012年後半の稼働開始を計画しており、稼働開始時の生産能力は6万台。将来的には24万台までの生産能力拡大を想定している。

初期の投資額は約11億5000万元(約154億円)。第2工場は、溶接、塗装、完成車組立工程を備え、既存工場で培った生産技術と新たな環境技術を取り入れた先進的な工場とする。ホンダの生産工場としては初めて作業工程の電力の一部をソーラーパネルで供給、これにより年間約500tのCO2削減を想定する。また、自然光の活用や廃熱の利用などによりCO2を大幅に削減する。

これら環境に配慮した最新の工場は当初、建設を凍結している埼玉県の寄居工場で導入する予定だった。新車市場は急激に伸びている自動車メーカーの中国シフトが鮮明になっている。

今回の第2工場建設に先立ち、2010年初めには既存工場の生産能力を現在の20万台から24万台に増強する予定。第2工場完成後、東風ホンダとしては30万台の生産能力を持つことになる。

東風ホンダは、2004年4月に『CR-V』の生産を開始。2006年に『シビック』、2009年9月に『スピリア』を投入し、2009年の販売実績は21万1000台、前年比28.2%増と5年連続で過去最高を更新、好調な販売が続いている。

《レスポンス編集部》

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