ヤマト運輸とNEC、安全・エコ運転サポートを集配車に導入

自動車 テクノロジー 安全
安全・エコドライブサポートの See-T Navi イメージ
安全・エコドライブサポートの See-T Navi イメージ 全 1 枚 拡大写真

ヤマト運輸とNECは25日、セールスドライバーがより安全で環境にやさしい運転ができるよう支援する車載システム「See-T Navi(シーティーナビ)」を共同開発し、3月から順次集配車両に搭載すると発表した。

車載システムは、国土交通省から認可されたデジタルタコグラフとドライブレコーダー機能を一体化して法定三要素(車速、距離、時間)の取得・記録のほか、急発進・急加速などを音声でドライバーに警告したり、燃費情報を提供する。

CPU搭載のディスプレイにBluetooth・無線LAN機能を搭載し、タッチパネルを採用することで、高い操作性を実現した。

ドライバーは運転日報の出力などの日常業務に活用できるのに加え、電子地図に駐車箇所や走行禁止エリア、危険エリアを登録したり、車載機で収集したデータの閲覧が可能。本社、支社、主管支店・支店の管理担当者は、管下車両の前日までの運転実績データを車両や個人、事業所などの項目別で閲覧・分析し、指導することができる。

さらにヤマトグループのヤマトシステム開発のデータセンターで登録したイベント情報や運行データを管理できる。

この車載システムは拡張性を持たせて開発しており、ソフトウェアや周辺機器を増設するだけで、気象情報や渋滞情報を公共機関へ提供したり、車に搭載した冷凍・冷蔵庫のきめ細かな温度管理も可能となる。

ヤマト運輸では今年3月末までに集配車両6000台に導入、2010年度末までに全集配車両の8割以上に当たる2万6000台に導入する計画だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  4. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  5. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る