【ルノー ルーテシア 改良新型】ワンクラス上のクルマに仕上げる

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ルーテシア
ルーテシア 全 10 枚 拡大写真

ルノー『ルーテシア』のマイナーチェンジモデルのコンセプトワードは“フレンチエレガンス”。その“フレンチ”にはスタイリッシュ(デザイン)、シュペリアー(インテリアと走行性能)、セーフティ(安全性)の3つの“S”が込められているという。

その中のひとつ、“シュペリアー”は上質な室内空間と快適な走行性能を意味する。ルノー・ジャポンのマーケティング部商品計画グループのフレデリック・ブレンさんはクラスを超えた居住空間だ、と誇る。

「ワンランク上の居住空間を作り出すためにホイールベースはワンクラス上のモデルと同等の2575mmとしました。また、エアコン送風口の風量ダイヤルは通常四角だったりするのを、ルーテシアではスカッシュボールを模したものとなっており、これもひとつのフレンチエレガンスなのです」という。

また、ルノーの特徴のひとつとして出来の良いシートがあげられる。「長い距離だけではなくて、長い時間座っても飽きない疲れないシート。しかも10万km、20万km乗ってもへたらないシートとなっているのです」とマイナーチェンジ後もこのルノーの特徴が受け継がれているとブレンさんは話す。

“セーフティ”はユーロNCAPでクラス初の5つ星を獲得しているとともに、アクティブセーフティでは今回よりESP(横滑り防止装置)を全車標準装備。また、6つのエアバッグを装備している。さらにフロントドアにはルノー初のアルミ製ドアビームを採用。通常の鋼材のビームと比較し同等の強度を持ちながら軽量化されているという。

ブレンさんは、「このクルマのオーナーになったとき、コンパクトカーだと思わせないように仕上がっているのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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