GMは12日、中国市場での新戦略を明らかにした。2010 - 11年の2年間に、合計25の新型車をリリース。当初計画を4年前倒しして、年間200万台のセールスを狙う。
GMとその合弁会社は2009年、中国でトータル182万6424台を販売。5年連続で、中国でナンバーワンのセールスを記録した。今年第1四半期(1 - 3月)は、62万3546台を販売しており、2005年を上回る過去最高のペース。そこでGMは、当初計画を4年前倒しして今年、年間200万台超えを目標に掲げる。
そのためにGMは、今年と来年の2年間で、マイナーチェンジ車を含めて、合計25の新型車を投入。この中には、プラグインハイブリッド車のシボレー『ボルト』や新型EVも含まれる。GMによると、ボルトの中国発売は、2011年になるという。
すでにGMは、中国現地生産の乗用車について、この5年間で20%の燃費向上を達成している。さらに2015年までに、排気量のダウンサイズ化、直噴ターボ、デュアルクラッチトランスミッションなどの採用により、燃費を7 - 9%改善。電動パワーステアリングやアイドリングストップも導入して、燃費を5 - 15%引き上げる計画だ。
GMチャイナのケビン・ワーレイ社長は、「我々の目標は、クリーンで安全、楽しい自動車を中国の顧客に提供すること。そのための取り組みを、直ちに開始する」と、宣言している。