トヨタ、米当局と民事制裁金の支払いで合意

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トヨタ自動車は、アクセルペダルの不具合に関して、4月5日に米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)から要求された1637万5000ドルの民事制裁金について、支払うことでNHTSAと合意した。

トヨタが民事制裁金の支払いを決めたのは、ブランド力や信用力の低下に結びつく論争の長期化や訴訟を回避し、品質を確保するための体制強化に注力するためとしている。今回の合意により、安全で信頼できる高い品質のクルマを提供し、真しに顧客の要望に応えることに注力する。

NHTSAが民事制裁金の支払いを求めたのは、トヨタが不具合を知りながら措置を怠ったためだが、同社では「法規を遵守しなかったとするNHTSAの主張に関しては、これを否定している。問題となっている不具合については、誠実に調査し、適切な対応を取ってきたと認識している。全世界のトヨタ関係会社や当局との情報共有にあたっては、改善の余地があると認識しているが、トヨタはこれまでに、安全問題への対応を避けるために不具合を隠蔽しようとしたことは無い」としている。

トヨタは、品質を確保するための体制を強化し、顧客の期待に応えるため、いくつかの取り組みをすでに開始していおり、今後もより熱心に顧客の声に耳を傾け、迅速に対応していくとしている。

《レスポンス編集部》

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