オペルのプラグインHV、先行量産車がラインオフ

エコカー EV
アンペラの先行量産車
アンペラの先行量産車 全 3 枚 拡大写真

オペルが2011年に発売予定のプラグインハイブリッド車、『アンペラ』。GMは23日、その先行量産モデル第1号車を、米国ミシガン州デトロイト・ウォーレン工場でラインオフさせた。

アンペラは、2009年3月のジュネーブモーターショーで公開。GMのシボレー『ボルト』とメカニズムを共用するプラグインハイブリッド車だ。

モーターは最大出力150ps、最大トルク37.7kgmを発生。2次電池は蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーで、モーター単独の走行距離は最大64kmだ。バッテリー残量が少なくなると、充電専用の1.4リットル直列4気筒ンジンが始動。ジェネレーターを回し、モーターへ電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。オペルによると、最大航続距離は480km以上まで伸びるという。

アンペラは0 - 100km/h加速約9秒、最高速161km/hの性能。外部電源からの充電にも対応しており、充電時間は120Vコンセントで約8時間、240Vコンセントで約3時間だ。

アンペラはボルトの車体をベースに、斬新なフロントマスクを採用。ヘッドランプとフォグランプがブーメラン状の一体デザインとなっているのが特徴だ。このデザインは、オペルが2007年のフランクフルトモーターショーで発表したコンセプトカー、『フレックスストリーム』がモチーフになっている。

GMは今回、アンペラの先行量産モデル第1号車を、米国ミシガン州デトロイト・ウォーレン工場で製造。オペルは今後、この先行量産車を使って、車両の最終品質確認を行い、2011年末の欧州発売に備える。

アンペラのチーフエンジニア、アンドリュー・ファーラー氏は、「先行量産車のテスト体制が整ったのは、欧州と米国の開発チームの大きな成果」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  4. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
  5. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る