トヨタ 3車種、米IIHSで最高の衝突安全性評価

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アヴァロン
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米国IIHS(道路安全保健協会)は25日、2011年型のトヨタ『アバロン』と『シエナ』、2010年型のレクサス『RX350』、計3台のトヨタ車が「2010トップセーフティピック」を獲得したと発表した。

トップセーフティピックは一般消費者が安全車の目安とする基準として広く知られており、獲得モデルは販売ツールとして広告などでも積極的に獲得をアピールする。トヨタ車としては、3月に2010年型トヨタ『カローラ』と『サイオンxB(カローラルミオン)』の2台が2010年のトップセーフティピックに選ばれている。

アメリカ保険業界のNPO団体「IIHS」の衝突テストは、従来から行われてた前面オフセット衝突、側面衝突、後方からの追突テスト、さらに2010年度からくわえられたルーフの強度を測るロールオーバーテストの4項目。各項目を「Good(優)」「Acceptable(良)」「Marginal(可)」「 Poor(不可)」の4段階で評価し、全ての項目で「Good」を獲得したモデルをトップセーフティピックに認定するというもの。

今回は2月にフルモデルチェンジした北米専用ミニバン『シエナ』は、ロールオーバーテストにおいてミニバンで初となる「Good」の評価を獲得したことがトピックスとして報じられた。

一方で評価者がNPO団体ということもあり、全ての車両で全項目テストを行っているわけではない点も明示する必要があるだろう。トヨタ車を例にとっても、昨年11月に実施されたトップセーフティピックの発表時には、27台のトヨタ車は1台も入っていなかった。

この時トヨタは「昨年は11台が選ばれたが、今年は追加されたロールオーバーテストに関してトヨタ車は3モデルしか実施されず、またその基準強度も連邦政府が定める1.5倍の数値。全てのトヨタ車は連邦政府及びNHSTAの安全基準を満たしている」と説明している。

《ケニー中嶋》

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