英国政府は28日、2011年1月から、EVやプラグインハイブリッド、燃料電池車の購入時に、最大5000ポンド(約68万円)を補助する制度を導入すると発表した。
この制度は「プラグインカーグラント」と呼ばれ、次世代の環境対応車の普及促進が狙い。英国政府は最大5000ポンドの補助金に加えて、国内に1万1100か所以上の充電スタンドを整備し、普及を後押しする。
フィリップ・ハモンド運輸大臣は、「英国は低公害車の普及に関して、世界のリーダー的存在となる」と宣言した。
英国政府の決定を受け、各自動車メーカーは声明を発表。例えば新型EV、『リーフ』の発売を控えた英国日産は、「この補助金は追い風となる」と、歓迎する意向を示している。
英国では2011年3月、リーフを発売予定。英国日産は補助金適用後のリーフの価格を、20%の付加価値税込みで、2万3990ポンド(約327万円)と試算している。