最大のライバルであるチームメイトのセバスチャン・ベッテルがペナルティを受けたことに助けられ、ハンガリーGPを制したレッドブルのマーク・ウェーバーがレース終了後その喜びを語った。
「スタートはトリッキーな路面のほうからだった。フェルナンド(アロンソ)もセバスチャンもいいスタートを決めた。ルイスにも追いつかれたけれど、何とかポジションをキープすることができた。案の定セバスチャンはあっという間に消えて行ったし、フェルナンドもベストな走りをしていた。決定的な瞬間が訪れるまでじっと待つしかなかったよ」
「その後セーフティーカーが入り、それを利用してフェルナンドをパスしようと試みた。最低でも20秒のマージンが必要だったけど、ピットストップでクルーにプレッシャーを掛けないためにも、もっと余裕が欲しかった。幸い、充分なギャップを築くことができたから、レースの行方がぐっと僕の方に近づいてきたんだ」
「今日の結果は僕にとって授かり物のようなもの。滅多にないことだけどね。チームにとっても信じられない結果だよ」とウェーバー。ハンガリーGPの結果によりレッドブルとマーク・ウェーバーが両チャンピオンシップのトップに立っている。