日産の米国新車販売、反動で27%減…8月実績

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北米日産は1日、8月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7万6827台で、前年同月比は27%減。11か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

日産ブランドの乗用車系では、『マキシマ』が5226台を販売。前年同月比は14.8%増となり、12か月連続増という好調さをアピールする。しかし、主力車種の『アルティマ』は前年同月比31.1%減の1万8491台と、3か月連続で前年実績を下回った。

また、『セントラ』も前年同月比50%減の8206台と、11か月ぶりのマイナス。『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)も、59.9%減の7453台と、2か月連続のマイナスとなった。

09年5月、米国市場へ投入された『キューブ』は、前年同月比82.2%減の952台と大ブレーキ。スポーツカーでは、09年1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、1.7%減の823台と2か月ぶりに減少。2011年モデル登場が噂される『GT-R』は、10%減の90台と、13か月連続のマイナスだ。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、大型ピックアップトラックの『タイタン』が前年同月比39.6%増の2141台、大型SUVの『アルマーダ』が144.8%増の1638台と、11か月連続で前年実績をクリアした。小型SUVの『ローグ』は1万0133台を販売し、前年同月比は3.3%減と7か月ぶりのマイナスだ。

インフィニティブランドでは、10年3月に新型をリリースした『M』(日本名:日産『フーガ』)が、前年同月比102.4%増の1251台と人気。09年12月にマイナーチェンジ車を発売した『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)も17.5%増の3926台と、8か月連続で増加した。7月に新型をリリースした大型SUVの『QX56』は、105.4%増の1249台をセールスし、12か月連続で前年実績をクリアしている。

日産の10年1~8月米国新車販売は、前年同期比14.2%増の59万9496台。8月の27%減の結果は、トヨタやホンダ同様、新車購入補助政策、「キャシュ・フォー・クランカー」の反動だ。

《森脇稔》

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