SKYACTIVの挑戦---マツダが見る青空

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内燃機関の進化と電動デバイス
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●ハイブリッドの前にまずエンジン

2010年10月、マツダの次世代技術発表会が行なわれた。マツダの代表取締役会長兼社長の山内CEOが語ったのは、同社がこれから目指す新型車開発のロードマップだった。

それによればエンジンの基本性能を高めて、次に回生エネルギーの活用、第3ステップとしてハイブリッドの搭載を目指すと言う。

おいおい、それじゃ現在ハイブリッド車をバカスカ売ってるメーカーと肩を並べるようになるのは、いったいいつになるんだ。少なくとも目標だけは早めに掲げるのが常識とするなら、ハイブリッド車を投入する時期をもっと早期に設定すべきじゃないだろうか。

だが、筆者のそんな印象は、実に浅はかな判断に過ぎなかったことを、この日公開された情報で教えられたのだ。

マツダの次世代技術の総称「SKYACTIV」(スカイアクティブ)は、09年の東京モーターショーで発表された「SKY-G」、「SKY-D」というエンジンを核としてシャーシ技術にまで及ぶ、クルマ全体のベース技術だと言う。

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《高根英幸》

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