ホンダ近藤副社長、「1年で5円程度の為替変動吸収力」

自動車 ビジネス 企業動向
タイ生産を行うブリオ・プロトタイプ
タイ生産を行うブリオ・プロトタイプ 全 2 枚 拡大写真

ホンダは31日、2011年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正して発表した。昨年10月の前回予想より営業利益は1200億円増額の6200億円(前期比70.4%増)とした。

【画像全2枚】

為替が下期に想定していた1ドル=80円より円安に推移したことやコスト低減、アジアでの2輪車販売の好調、さらに北米でのモデルミックスの改善などが寄与している。

記者会見した近藤広一副社長は、現状の収益体質について「1ドル=85円で、四半期当たり90万台の4輪車販売で1000億円程度の営業利益が確保できるようになってきた」と評価した。

近藤副社長は、1年前の第3四半期決算発表時に、1ドル=90円レベルで同様の収益確保が可能になったと説明していた。このため、「1年の間に1ドル=5円程度の為替変動は吸収できる体質になった」と指摘した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る