米国ビッグ3の一角、フォードモーター。同社がトヨタ『プリウス』に対抗するハイブリッド専用車を発売する可能性が出てきた。
これは13日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアの取材に応じたフォードモーターのジム・ファーレー販売担当副社長は、「そろそろハイブリッド専用車を出す時期が来たと考えている」と話したという。
現在、フォードモーターのハイブリッド車は、『フュージョン』、『エスケープ』、そしてリンカーンブランドの『MKZ』の3車種。いずれも、ガソリンエンジン搭載車もラインナップしている。同社は、ガソリン車との併売では顧客に対するハイブリッドの訴求力に欠けると判断。トヨタプリウスのようなハイブリッド専用車の開発に乗り出すようだ。
同社は2012年、欧州向け小型MPV、『C-MAX』をベースにした『C-MAXハイブリッド』と同車のプラグインハイブリッド車、『C-MAX ENERGI』を北米市場に投入予定。ハイブリッド専用車は、これに続いて登場すると見られている。