プリウス の独立ブランド化計画は撤回?!…米トヨタ

自動車 ビジネス 海外マーケット
デトロイトモーターショーで公開されたトヨタ・プリウスv
デトロイトモーターショーで公開されたトヨタ・プリウスv 全 6 枚 拡大写真

ハイブリッド車の『プリウス』シリーズを独立したブランドに位置付け、車種ラインナップ拡大を図ると見られていた米国トヨタ。しかし、その計画は白紙に戻ったようだ。

これは24日、米国の自動車メディア、『CAR AND DRIVER』が報じたもの。同メディアの取材に応じた米国トヨタ販売のマーケティングマネージャー、エド・ラロック氏は、米国におけるプリウスの販売台数が『カムリ』、『カローラ』に次ぐ第三位に成長したとしたうえで、「トヨタの圧倒的ブランドイメージに比べると、プリウスの名前を独立させるのは、現時点では得策とはいえない」と話したという。

また、この判断には販売店サイドの事情もあるようだ。エド・ラロック氏は、「全米のトヨタディーラーの多くが、サイオンブランドを併売している。そこにプリウスブランドのスペースを設けるのは難しい」と、同メディアに語ったのである。

プリウス、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)、『プリウスPHV』、『プリウスc』(仮称)と米国でのプリウスラインナップは、今後1年半以内に4車種まで増える見通し。それでも従来通り、トヨタのバッジを付けて販売されることになりそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 初公開の『黒いプレリュード』に「ワクワクしますな!」、SNSで高評価集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る