【ルノー ウインド 日本発表】小さいボディにスポーティさを凝縮

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ルノー ウインド
ルノー ウインド 全 12 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは6日、クーペとオープンカーを融合させたクーペロードスター『ウインド』を発売した。コンパクトなサイズでいかにスポーティさを表現するかが、デザインのポイントだったという。

ウインドのボディサイズは全長3,830mmと『ルーテシア』と『トゥインゴ』の中間のサイズ。因みに全幅1680mm、全高は1380mmとコンパクト。このサイズでいかにスポーティに仕上げるかというのがデザインの課題だったと話すのは、マーケティング部商品計画グループのフレデリック・ブレンさん。

デザインの大きな特徴はサイドにある。「Aピラーからルーフを通ってリアコンビにつながるラインと、そこからサイドウインドウ下を通ってAピラーの付け根につながるラインを結ぶと、矢印のような形が描かれます。これによって、推進力を印象付けるようなデザインになっているのです。また、リアフェンダーあたりにふくらみを持たせることが出来たので、安定感も出ています」(ブレンさん)。

他にもデザインでは苦労した面があった。Bピラーの位置にエンブレムがあるが、実はここにはルーフを回転させる軸が通っている。ブレンさんは、「ここにメカニズムを入れて、かつ、ルーフラインを崩さないようにするのが非常に難しかった。あまり(ルーフを)上げすぎると軽く見えないし、下げすぎるとルーフがしまえない。それを両立させるのが難しかったのです」と話す。

他にも「フロントオーバーハングを少し前に出し、ボンネットを下げることで非常に低く見えるようにしました」などスポーティ感が強調されている。

このデザインを担当したのはAdvanced Design部門の日本人デザイナー鈴木康裕氏。彼は『メガーヌトロフィ』のデザインも担当した人物である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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