フォーアールエナジー、今年末に家庭用蓄電システムをモニター販売

自動車 ビジネス 企業動向
フォーアールエナジー坂上尚社長
フォーアールエナジー坂上尚社長 全 2 枚 拡大写真

電気自動車(EV)用バッテリーの2次利用を目的に、日産自動車と住友商事の共同出資で設立されたフォーアールエナジー(横浜市)は11日、リチウムイオンバッテリーによる家庭用蓄電システムの有料モニター販売を2011年12月に開始する。同日、日産本社で記者会見したフォーアール社の坂上尚社長が明らかにした。

バッテリーは、日産が『リーフ』に搭載している電池パックをもとに製作する。容量はリーフ搭載分の半分の12kWh。一般的な家庭の1日分の電力消費に相当する。

坂上社長によると、住友林業の太陽光発電を搭載した戸建てユーザーを対象に「10軒程度」でモニターを開始する。ただ、この家庭用蓄電システムでは電力会社からの深夜電力を蓄電し、太陽光発電による電力は割高に販売できるため、もっぱら電力会社への売電に向けるという。

モニター期間は5年程度を想定している。また、坂上社長は海外向けについて「米国などではバッテリーの容量を大きくする必要があるだろうが、海外でも同様のものを展開したい」と語った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る