3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアを果たしたメルセデスベンツ『Cクラスクーペ』。そのラインナップの中で日本導入の先陣を切ったのは「C63AMGクーペ」であった。
標準モデルの導入後、ハイパフォーマンスモデルなど特別仕様が追加される例は多くあるが、今回のように、いきなりハイパフォーマンスモデルから導入が開始されることはあまりない。その点について、メルセデス・ベンツ日本株式会社商品企画・マーケティング部商品企画2課古川操さんは、「最初にAMGを導入することで、クーペのかっこよいイメージをまず持ってもらおうと考えました」と話す。つまり、CクラスクーペのイメージをAMGによって作り上げ、その後標準モデルを順次導入するという戦略なのだ。
また、AMGのラインナップから見ると「“最もやんちゃなAMG”がこのC63AMGなのです。例えば、SクラスのAMGはやんちゃではなくハイパフォーマンスに突き抜けたクルマですが、このC63AMGクーペは、(AMGの中では)最もピュアドライビングマシーンなのです」と語った。