メルセデス・ベンツ日本が25日より販売を開始した『C63AMGクーペ』は、「Cクラス」のクーペをベースとしている。
まず新型『Cクラスクーペ』のデザインの特徴について、商品企画・マーケティング部商品企画2課古川操さんは、「クーペと一目でわかるというところです。流れるルーフラインのデザインが、ハッチバックではなくクーペであるとわかりやすく表現されています」という。
先代Cクラスには『スポーツクーペ』という、いわゆるハッチバックタイプのモデルがあったが、それとは全く違う、純粋なクーペスタイルとなっているのだ。
また、「車高自体もセダンと比較し41mm低くなっており、全体のフォルムと合わせて、クーペらしさが表現されていると思います」。
AMGとしての特徴で最も目につくのは、ボンネットのパワードーム(パワーバルジ)や大きく張り出したフロントフェンダー、そして大型のエアインテークを持つフロントバンパーなどであろう。
古川さんは「機能に裏打ちされたデザインなのです。例えばフェンダーが大きく張り出しているのは、車輪がネガティブキャンバーとなっているので、それをカバーするためのもの。ボンネットやフロントスポイラーの大型のインテークは、エンジンの放熱性を考えているのです」と語った。