アウディジャパンは23日、新型『A6』の販売を開始した。そのエクステリアデザインは、フェンシングの優雅さと躍動感を体現しているという。
アウディデザイン・エクステリアデザイナーのユルゲン・レフラーさんは、そのフロントについて、「ワシの顔を思わせるこのクルマのフロントマスクは、精悍さを表現し、強さを感じさせることを目指しているのです」という。また、ボディ全体の造形にエッジを多用し、「そこには日本の包丁を彷彿とさせるようなモチーフを持たせています」と語る。
そのサイドのデザインには大きく3つの特徴がある。まず、ルーフラインはクーペを彷彿させるような流麗なアーチを描き、スポーティな印象を強めているという。次に、アウディの文法に則って、アッパーボディ(ウインドウエリア)とロワーボディの比率は1:2となっていることだ。
さらに新型A6のエクステリアで最も目を引くのが、キャラクターラインである。アウディが“トルネードライン”と呼ぶ、ヘッドライトからリアランプまでを結ぶプレスラインだ。「光と影の演出で力強さを表現し、プロポーションを引き締める効果を持っています」(関係者)。さらに、その下方にはフロントバンパーからリヤバンパーにかけて緩やかに上昇するラインがあり(アウディではダイナミックラインと呼ぶ)、視覚的な安定感を醸し出している。