成田・羽田空港でFCVによる実証実験…HySUT

自動車 ビジネス 国内マーケット
ホンダFCXクラリティ
ホンダFCXクラリティ 全 3 枚 拡大写真

水素供給・利用技術研究組合(HySUT)は、「第三者フリート走行実証実験」の概要を発表した。

第三者フリート走行実証は、自動車メーカーから提供されたFCVの運行をタクシー・ハイヤー会社に委託し、高速道路などを利用した営業運行を行うことで、普及期のFCV、水素ステーションの課題を確認していくもの。

HySUTは2011年度から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から「地域水素供給インフラ技術・社会実証/技術・社会実証」の公募事業を受託した。成田空港を拠点にトヨタ、ホンダの燃料電池自動車(FCV)を活用した実証研究と、羽田空港を拠点とした日産自動車のFCVによる実証研究を行っている。

成田空港を拠点とする実験では、全日本空輸と松崎交通の協力を得て、全日本空輸の国際線旅客サービスの一環である「欧米路線お帰りハイヤーサービス」と「ジャカルタ路線早朝お迎えプラン」にFCVを使用している。トヨタの『FCHV-adc』は4月から運行を開始しており、ホンダの『FCXクラリティ』も9月5日から開始した。

羽田空港を拠点とする実験は、4月から全日本空輸とイースタンエアポートモータースの協力を得て、羽田空港利用者の送迎を中心とした一般のタクシー、深夜・早朝時間帯の全日本空輸の職員送迎用タクシーとして日産の『エクストレイルFCV』を使用している。

HySUTは、ハイヤー・タクシー事業者とその乗客にFCVを体験してもらうとともに、水素供給インフラのユーザー利便性、社会的受容性、事業成立性の課題を検証し、水素供給事業の基盤確立を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る