ダイムラーは13日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー11において、メルセデスベンツのコンセプトカー、『F125』を初公開した。
F125は、メルセデスベンツが自動車を発明してから、125周年に当たるのを記念して製作されたコンセプトカー。コンセプトカーではあるが、未来の『Sクラス』のクーペの方向性を示唆した1台という点で注目できる。
そのハイライトは、「F-CELLプラグインHYBRID」と命名された新システム。これは、水素と燃料電池から得た電力で、4個のモーターを駆動するシステムだ。
モーターは各車輪の近くにレイアウトされ、トータル出力313psを発生。ダイムラーによると、約1000kmをゼロエミッション走行できるという。
エクステリアは、スーパーカーの『SLS AMG』と同様のガルウイングドアが特徴。ボディやシャシーは、カーボンファイバーを使用して、軽量に仕上げられた。4シーターの室内は、高い快適性が追求されている。