GMは21日、中国・上海市にアドバンスドテクニカルセンター(ATC)を開設した。GMが全世界に擁する研究開発拠点の一員として、その業務をスタートさせる。
今回、オープンしたのは、GMの中国アドバンスドテクニカルセンターの第一期工事分。サイエンスラボ、ビークルエンジニアリングラボなど4つの施設のうち、アドバンスドマテリアルラボの建物が完成した。
このラボでは、バッテリーセルの試験、バッテリーの素材研究などに取り組む。これらの技術を、将来のEVやプラグインハイブリッド(PHV)に導入する計画だ。
GMの中国アドバンスドテクニカルセンターは、第二期工事分が2012年後半に完成予定。GMのダン・アカーソン会長兼CEOは、「中国のATCが世界のATCと連携して、GMの未来技術の研究開発を加速させるだろう」とコメントしている。