トヨタ自動車の米国生産子会社、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・アラバマ(TMMAL)は29日、アラバマ工場において、4気筒ガソリンエンジンの生産を開始した。
同工場では従来、V8とV6ガソリンエンジンを生産。4気筒エンジンが加わることで、同工場の年産台数は50万基以上へ拡大する。
この4気筒エンジンは、2012年モデルとして全米で発売された新型『カムリ』をはじめ、『ハイランダー』、『RAV4』、『シエナ』、『ヴェンザ』と幅広い車種に搭載される。
今回の4気筒エンジンの生産準備として、トヨタは同工場へ1億4700万ドル(約113億円)を投資。トヨタ自動車の新美篤志副社長は、「この工場で生産されたエンジンは、トヨタの北米生産車12車種のうち、8車種に搭載される」と述べ、同工場の重要性を強調している。