マツダ山内社長、円高で「糸が切れる直前」

自動車 ビジネス 企業動向
マツダ・山内孝社長
マツダ・山内孝社長 全 2 枚 拡大写真

マツダの山内孝社長は2日、歴史的な水準が続いている円高について「糸が切れそうになる直前」としながらも、「あきらめるわけにはいかないので、更にコスト改善もするし、更に構造改革も時間はかかっても進めていく」と強調した。

山内社長は同日都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「円高だけは個別企業がコントロールすべきものは何もなく、経営要件として与えられるもので、非常に苦しい」とした上で、「我々努力を重ね額に汗をかいて全員で、グループ全体で頑張ってきたものが、一夜にして全部消えてしまうことが続いている。本当にある意味で糸が切れそうになる直前くらい」と述べた。

マツダは今期の想定為替レートを従来に比べ対ドルで5円、ユーロで3円それぞれ円高方向に見直したことなどにより、当初10億円の黒字としていた連結純損益予想を190億円の赤字に下方修正した。

山内社長は更なるコスト削減に取り組むとしているが、「為替に対しては今回介入があったが、是非効果がある施策を継続していただきたい」と、政府に注文をつけた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 日産、追浜工場に関する報道を否定…「グローバル生産拠点統合は検討段階」
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る