クラリオンは今年3月に発表したフルデジタル・スピーカーシステムをモーターショー会場に出品している。デジタル信号処理技術「Dnote」とクラリオンの車載音響技術を融合して開発した世界初のもの。来年の市販化を目指している。
従来のスピーカーはデジタル入力された音源を出力する場合、アンプに入った時点でアナログ信号に変換していたが、フルデジタルスピーカーはデジタル信号を直接入力し、これを再生している。このためクリアな音質が特長だ。
また、消費電力もアナログスピーカーに比べて少ないことから、電気自動車(EV)や、ハイブリッド車(HV)、アイドリングストップ車向けの技術とされる。