ホンダは第42回東京モーターショー(11日まで、東京ビッグサイト)にEVのスモールスポーツカー、『EV-STER』を出展した。ホンダのコンセプトカーは3台とも、TLS(ツインレバーステアリング)を採用した。
デザイン開発室第1ブロックの杉浦良さんは、「TLSは運転の操作が非常に楽で安全、しかも、スポーツカーにも合っているのではと思います」という。実際にテストコースでプロドライバーが走らせたところ、ステアリングホイールと同レベルか、若干早いラップタイムが記録されたという。
また、EVの面白さとして「ドライバー席にいながらにして、クルマのサスペンションの硬さや、モーターの出力のマネージメントなど様々なセッティングが出来る機能は、EVならではでしょう」と話した。
杉浦さんは、「そもそもハイブリッドにしても、EVにしても、クルマが道具になってしまってはいけないとホンダは考えています」という。