レクサス、BMW製ディーゼルは採用せず?!

モータースポーツ/エンタメ 出版物
新型レクサスGSのハイブリッド、GS450h
新型レクサスGSのハイブリッド、GS450h 全 2 枚 拡大写真

12月1日、次世代環境車&環境技術における中長期的な協力関係を結ぶことで合意したトヨタ自動車とBMWグループ。合意内容のひとつ、BMWからトヨタへのディーゼルエンジン供給に関して、欧州トヨタの広報担当者が興味深い発言を行った。

[トヨタの広報の発言を伝えた『オートモーティブニュース』]

これは17日、『オートモーティブニュース』の欧州版が伝えたもの。同メディアの取材に応じた欧州トヨタのエティエンヌ・プラス広報担当は、「トヨタとBMWの合意には、BMWがレクサスにディーゼルエンジンを供給するという内容は含まれていない」と話したというのだ。

12月1日の時点では、「トヨタモーターヨーロッパ (TME)が2014年から、欧州市場で販売予定のトヨタ車に搭載する排気量1.6および2.0リットルのディーゼルエンジンを、BMWが供給する」というのが合意内容。ここにレクサスが含まれないとすれば、その狙いは何か。

BMW車とトヨタ車は市場では競合しないが、BMWとレクサスはプレミアムカーセグメントのライバル同士。欧州ではディーゼルが主流とはいえ、レクサスが競争相手のBMW製ディーゼルを搭載することはないとの見方ができる。

やはりレクサスは、アドバンテージのあるガソリンハイブリッドで、欧州の最新ディーゼルに勝負を挑むということか。今回の欧州トヨタの広報担当者の発言は、その意味で興味深いものといえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  5. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る