【ベントレー コンチネンタルGTC 新型発売】よりダイナミックでエレガントなデザイン

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ベントレーコンチネンタルGTC
ベントレーコンチネンタルGTC 全 6 枚 拡大写真

フルモデルチェンジしたベントレー『コンチネンタルGTC』のエクステリアは、先代よりさらにダイナミックなデザインとなった。

【画像全6枚】

これは先代ユーザーから、よりダイナミックなデザインをという要望に応えたもので、このためにひとつの工法が取られた。それは主にフロントフェンダー周りに採用されたスーパーフォーミングという工法である。

「高熱にしたアルミパネルを空気の圧力で一気に製法するという手法です。これにより継ぎ目のない高剛性で軽量なボディを作り出すことが可能となりました。また、50年代60年代にボディワークの職人がたたきあげて作り出したような複雑で美しいボディラインも再現することができたのです」と話すのは、ベントレージャパンマーケティングPRマネージャーの横倉典さん。

また、リアビューの特徴として、「これまでより横長のテールランプをより低い位置に配しました。フロントで41mm、リアで48mm広がったトレッドと相まって低くスポーティな構えとなりました」とする。

また、「ボディの随所に入れられたクリースライン(例えばボディサイドのプレスラインなど)はより鋭くなり、このクルマがスポーティでエレガントに見えるようになっています」。

インテリアもさらに洗練された。「大部分はレザーで覆われています。そして、金属の部分には金属を、ウッドはもちろん無漂白の天然素材が使われているのです。また、軽量化され新しくなったコブラデザインシートが採用されました」。

最後に、このクルマの最も特徴的なルーフ部分について、横倉さんは、「今回も伝統的なファブリックルーフを採用しました。これは主にグランドツアラーとして、荷室容量を犠牲にしたくないというベントレーの考え方に基づくものです」とその理由を語る。

このルーフの構造は、「レイヤーは3層で、骨は7本です。真ん中にはラバーフィルムという吸音素材が入っており、室内の静粛性が約3dBほど低くなりました。トップの開閉は約25秒。時速30kmまでなら走行中でも開閉が可能です」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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